「部下とうまくコミュニケーションが取れない。」
「部下と一体感がない」
などの悩みを抱えている新米上司の方も多いのではないでしょうか。
解決策としてONE ON ONEミーティングこそ、おススメの方法なんです。
これから始めようとしている人、すでに初めている方向けに、何を注意したらよいのかをご紹介させて頂きます。
上司、部下の間のコミュニケーション向上、早期問題解決、チーム力を上げるには、まず部下との話し合いが一番です。
部下のモチベーションを上げて、さらには信頼関係も築き、大きな成果を出していきましょう。
目次
【ONE ON ONEミーティングとは】
【目的意識を常にもつ】
回数を重ねるごとに目的を失う場合があります。
以下に個条書きにしましたので、しっかりと目的意識を持って取り組みましょう。
【事前準備】
時間は30分程度の短時間で設定する。
定期的に行うので、あまり長時間だとお互いの業務に支障がでる可能性がありますし、長続きしません。
また部下のための打合せなので、アジェンダを部下から事前にメールで配信してもらうなどの工夫をしてみましょう。
部下自身に主体性を発揮してもらうことも考えることが大切です。
【とにかく話を良く聞く】
一方的に上司が話をする事は避けて、8割は聞く事に徹しましょう。
部下からの話を受けて決めつけるような言い方はせず、意見を求められた時だけ答えるようにしていく。
あくまでも部下の話を中心に進行していきましょう。
これが一番大切なのですが、できない人も多いです。
いつの間にか上司が一方的に話をしていることがありますが、これでは意味がありません。
また定期的に行うのでメモを取って意見を求められた時は、すぐに対応できるようにしておくことも大切です。
【効果的な質問をする】
質問の仕方で部下のモチベーションが大きく変わるので、何を質問すれば成長につながるかを考えて質問をしましょう。
具体的にはクローズドクエスチョンではなく、オープンクエスチョンをして思考を広げるような質問をする。
クローズドクエスチョンとは、
「明日、何時に出発しますか。」
「書類はいつ提出できますか。」などです。
YES、NOで答えられる質問です。
オープンクエスチョンとは、
「顧客を満足できるサービスとは、何だと思いますか。」
「この問題を解決するためには、何をすべきだと思いますか。」などです。
相手に深くまで考えさせる質問です。
また質問攻めにして、部下を責め立てるようなやり方はやめましょう。
あくまでも部下自身に考えさせる質問をなげかけて、一緒になってその問いを考えましょう。
下記に具体的な質問例を上げさせて頂きましたので、参考にしてください。
目標に対しての質問
・どういう状態を目指しているのか
・目標を達成したい理由
・具体的にはどういう状態なのか
・他に目標がありますか
・達成できたことで何をえられますか
現状把握をする時にする質問
・現在はどんな状態ですか
・今までどんな対応を取ってきましたか
・今までのやり方でうまくいっている点、そうではない点を挙げてください
・目標を達成する人は何をするのでしょうか
・うまくいったときと、いかないときの差は何でしょうか。
選択を広げる質問
・どんなことをすると目標が達成できますか
・他の人のやり方で取り入れる方法はありませんか
・競合他社から取りいれる方法
・徹底的に真似をしたらどうなりますか
・他に選択はありますか
・うまく行った時のやり方を再現できますか
・うまく行かなかった原因をつぶす方法は
・習慣化するための方法は
・別のやり方で目標達成できる方法は
【まとめ】
ONE ON ONEミーティングを上手に使えば、部下のモチベーションを上げて、さらには部下とのコミュニケーション向上にもつなげることができます。
部下の成長は、結果的には自分を助ける事に繋がりますし、上司であるあなたの評価も上がります。
また事前に問題を解決する糸口を見つけることもできますので、まさにいいことずくめです。
ONE ON ONEミーティングを習慣化して頂き、仕事での成果を出して頂ければ幸いです。
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