中間管理職10年社員がアドラー心理学の褒めてはいけないに同感できない理由

部下がやる気が出ている部下の育成

先に結論を言うと、必要な時に必要な言葉がなければ、ダメだってことです。

部下が成果を出した時に褒めないと認めてくれないと思われます。

そこはしっかりほめましょう。

普段は、部下に対して声かけする頻度を上げること。

これだけです。

 

最初に管理職になった時、部下にやる気を出してもらうために何をすればいいのかを考えた。

ある YouTuber の影響で、とにかく部下の後を追っかけてでも、いいことがあればオモイッキリほめる。

・すごいね
・やったね
・ありがとう

これを真似してみたんです。

その頃は、みんなの前でほめると、やる気がでるのではと勝手に思ってました。

朝礼で、昨日〇〇さんがこんなことをしてくれたんです。

ある日、部下から

「ちょっと恥ずかしいんで、みんなの前で言うのやめてもらえます。」
「こんなにやってるのにもう少し褒めてくれてもいいのにねー。」

こんな声が聞こえはじめた。

最初は張り切っていたのに、徐々に疲れて何も部下に言えなくなっていた。

「なんでだろう」と頭の中で何度も繰り返していた。

 

人間やっぱり癖になるんです。

最初は褒められて嬉しいけど、だんだんと褒めることで特効薬が効かなくなる。

仕事の目的を見失って、上司に褒められるために仕事を探してしまう。

考えてみればわかりますよね。

自分でも、あまり褒められると最初はうれしいけど、すぐ慣れていきます。

 

アドラー心理学のほめてはいけないというのは、こういうことなのかと実感しました。

でも部下が成果をだした時に、何も言わないのはダメです。

必要な時に必要な言葉がなければ、上司としての人格を疑われます。

 

こんな経験をさせて頂いて、今では褒めることではなく、

意識しているのが、部下に声を掛ける頻度を上げること。

例えば、あいさつ。

むかしは、あいさつは部下から先にするもんだと思っていました。

でも、この考え方ではうまくいかない。

自分から先に「おはようございます」という。

昨日遅くまで頑張っていたのであれば、一言だけ「昨日遅くまでありがとう。」

廊下ですれちがったら、お疲れ様。

部下に対して、声かけする頻度をとにかく増やす。

 

また失敗しても、成功しても、プロセスをみてあげる。

精一杯作ったプレゼン資料が客先からの反応がよくなかった。

 

でも、一緒にプレゼン資料を作ったこと。

何度も本番まで練習したことは、認めてあげるべき。

最後は、どれだけ部下のことを思っているかです。

気持ちは、必ず相手に伝わります。

自分だったら、どんな言葉を掛けられたらいいのかを考えると大きく外すことはないです。

継続していくと早ければ数か月でチームの雰囲気は変わります。

これからの時代は、部下の感情を理解する方のみが管理職として成功する人です。

部下の育成
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わっち

中間管理職として10年間、部下育成に取り組んできたサラリーマンです。
悩みながらも、実践して効果があったものをご紹介させて頂きます。
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