・もっと働いていた(徹夜をしていた)
・むかしは給料がよかった
・むかしは今みたいに教えてくれなかった。
(おまえたちは恵まれている)
・むかしは厳しかった
今では許されているけど、むかしは厳しかった。
むかしは毎週飲みに行っていたなど、筆者が管理職になりたての頃は部下に言っていました。
ある日、チーム内で会社帰りにご飯を食べに行った時の帰り道、部下同士の会話が聞こえてきて、
「上の人でよく武勇伝を語るひとっていますよね?」
自分は大丈夫なのかと急に心配になってきて、自分を見返してみたら、自分も部下に言っていたなと気づいたんです。
自分が過去に上司に言われて嫌だったことも、すっかり忘れてしまっていたのでショックでした。
「自分も同じようになっているじゃないかー」って思いましたよ。
この記事では、10年以上管理職として部下を持つ身として、武勇伝を極力言わないことももちろんですが、
もっと大切なことを伝えていきたいと思います。
良好な関係性をもつ
結論を言えば、部下との良好なコミュニケーションをいかにきずけているかということが一番重要です。
嫌いな人との会話は、何を言われても聞く耳を持ってくれませんよね。
良好なコミュニケーションを取る会話の中で、一部武勇伝を語るのはいいのです。
例えば飲み会の席で、場が笑いが起こるような話はいいし、すべてが悪ではありません。
もちろん、部下からアドバイスを求められた時も当然、体験談を語るのはいいと思います。
ただし、注意があります。
上司であるあなたと部下の関係がフラットではなく、はっきりとした上下関係にあるのであれば、要注意です。
上司の説明に「分からない」「違うと思う」とはっきり言える部下はいません。
表面上だけ合わせているだけの可能性があります。
自分だけが気持ちよくなっていて、周りの人はしらけてしまうパターンです。
むかしは通じた方法も今では通用しなくなっていますので、無理やり今の若い人に押しつけるにもよくありません。
とにかく、関係性が一番大切だということを認識することが大切です。
会話中も部下の反応をみる
筆者の場合は、部下が話している時の目線、表情、会話の隅々まで観察するようにしています。
今、どんな気持ちで聞いているのか。
アドバイスとして受け入れてくれているのか。
人間は気持ちが体のどこかに必ず出ます。
部下の体からでるサインを見逃さないのです。
飲み会でも部下にも話を振る
一方的に話を聞くのも部下もツライと思うので、部下にも話を必ず振るようにする。
お酒の場でも、部下の表情や目線が認識できないぐらいに飲むと失敗しますので、ある程度までに抑えておく。
お酒は、飲みすぎると周りが見えなくなります。
えらそうに言っていますが、筆者もむかしは周りの部下を気にせず、自分だけが気持ちよく話をするだけでした。
部下はあまり面白くない飲み会だったと思います。
自分もお酒で数々の失敗から、飲む量を抑えるようになりました。
けして自分だけが気持ちよくならない。
回りの部下が数人いたら、まんべんなく会話を振っていく。
これができないぐらい飲むと失敗します。
「飲み会の時ぐらい好きに飲ませてよ」って思うかもしれませんが、常に上司としての規律、人間性を見られているからです。
また、仕事は人間関係で繋がっていますので、常に心遣いが必要です。
特に上司である人は必須です。
まとめ
好きなひととは違うので、苦手な人の話は何を話を聞いてみても、面白くないはず。
武勇伝を言うのはよくないのではなく、上司の方が普段から部下と密にコミュニケーションをとって
どんな関係性を持っているかが重要。
良好な関係を築けていて、アドバイスをする意味で過去の体験談を語るのは問題ありません。
若手とコミュニケーションをいかに育むか。
聴き上手に徹することも、普段からは大切です。
武勇伝がすべて悪いのではないので、場にあった話を部下と一緒に会話を楽しみながらコミュニケーションを取って頂ければ幸いです。
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