
最近の若いやつは、何を考えているかわからんわ。
となげいている。
これ、むかしの自分です。
ボーナス時にメンバーと面談した時の会話です。

今の仕事でやりたいことある?

特にないです。

特にないんや。給料をもっと増やしたいとは思わない?

親と同居しているんで、今の給料でも十分貯蓄もできています。
だからこれ以上はいらないんですよ。
それより、とにかく休みがほしいです。
全員ではありませんが、8人の中2人がこんな緩い感じです。
こういう考え方は、すべて仕事に出ます。
これを少しずつ是正していく。
でも、これが大変なんですよね。
ここで注意ポイントですが、そんな部下を完全否定しては絶対にダメです。
委縮した状態でいいパフォーマンスはだせないんです。
価値観が違うだけ。
もともと人には、能力があると考えるんです。
阻害しているモノがあるから、能力を発揮できないと考える。
新人が腐るのも、生きるのも環境次第。
逆にすごくできる社員でも、環境が悪ければ成果は出せません。
最初から優秀な人材を入れることを考えるより、能力が発揮できる環境を作る。
この環境作りが、上司の腕の見せ所です。
では、どうすればよいのか?
圧倒的に部下との共有する時間を持つことなんです。
価値観を聞き出すのです。
筆者は今では家族、恋人、子供の話まで聞ける中になってくる。
「最近の若いやつはよくわからんわ」と言っていますが、部下のことをどこまで知っているのでしょうか。
家族構成、趣味、休日の過ごし方など。
知らない、知る努力もせずに部下のことが分からないと言っているのは、何か矛盾がありますよね。
話が変わりますが、自分の会社では、若い人が中心になってフットサルをやっています。
体を動かせば、リフレッシュになるし、一体感が生まれます。
その時のチームプレーが仕事にもでます。
チームプレイで、部下の適正をみることもあります。
回りに気遣いができる人は、仕事でも配慮ができます。
また、仕事でやりたいことを吐き出してもらう。
他人からこれやれっていわれたら、やる気もでませんよね。
自分でやりたいことをはきだして、目標を設定する。
上司から、「これをやってくれ」といわれることももちろんあります。
しかし、自分で決めたことは実行しようとするんです。
目標を掲げて、常に上司が部下を気にかけている状態を作る。
放置はいけないですよ。
そういう自発的に動いてもらうような環境作りが大切です。
最後はやはり、人と人のつながりを大切にすること。
仕事の中身以上に大切なことです。
仕事場の人とのつながりを感じられれば、仕事が面白くないとはなりません。
退職した人の中では、周りとの人間関係が構築できずにやめる人が多いです。
そのあたりも、上司がサポートしてあげる。
回りとのコミュニケーションが苦手な人でも、苦手な部分は人との会話なんだと理解する。
「苦手な部分があるけど、パソコンスキルはすごいのね」と得意分野も理解する。
周りから認められていると感じられれば、部下は職場で能力が発揮できます。
一人一人を特徴をしっかり理解してあげて、徐々にチーム力を上げていくことを目指してください。
一人でも多くの人が、輝ける職場で働けることを願っています。
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