何度もいわせるなよ。
そういうところを直せよ。
こんな風に部下をダメ出しする上司。
これ、実は筆者なんです。
管理者になりたての頃は、これが上司の在り方だと思っていました。
部下の尻をいつも叩いて、仕事をさせるのが当たり前。
そんな上司、部下との関係は、当然うまくいくわけもなく、チームとしての成果が上げられない。
そこで、さらに部下の尻をたたくことをしようとする。
まさに、悪循環でした。
できていないことは、本人も分かっています。
さらに、上司がそこをダメ出しする意味があるのでしょうか。
最悪の場合、退職に追い込まれることになりかねません。
私の実体験ですが、その最悪の出来事が起こってしまったんです。
入社2年目の新人が何度言ってもミス連発、納期が守れないことも多々あって
常にダメ出ししていたんです。
その結果、頭痛がするので帰らせてほしい。
休みがちにもなっていました。
本人は相当追い込まれていたんだと思います。
こんな経験を通して、誰もが仕事で成果を出したいと思っているが、できない人もいる。
これは、原因は何かを考えさせられたんです。
失敗⇒周りに迷惑をかけた⇒自分は仕事ができない⇒何をやっても失敗ばかり
悪いイメージしか与えていなかったんじゃないかと思うようになりました。
では、どうすればいいのか。
それは、部下の目標に対するプログラムを書き換えることなんです。
成功した後の質問をする⇒成功イメージ⇒自分は仕事ができる⇒何をやってもできる
達成した後のことをとことんイメージさせる。
それも何度も。
これで徐々に成功するイメージがつかめます。
なかなか意識してもできないのは、無意識が行動を決定しているため。
人間は、一日に何度も無意識に考えています。
意識して考えている回数よりも、圧倒的に多いと言われています。
この無意識に考えていることを変えないと、目標達成できません。
またインパクト×回数でプログラムを書き換えます。
ONE ON ONEを定期的に行って、成功イメージを植え付けるようにしましょう。
まずは質問からですが、ここは上司の質問力が試されます。
本当に何を質問するかで変わります。
質問することで、関心がないことにも興味を持たせることができます。
成功イメージを持たせることもできます。
仕事で結果が出せない部下に対して、
「何でできないんだー」
「何度言ったらわかるんだー」というように、
追い詰めるような質問は避ける。
「どうすればできると思う?」
「もう一度同じミスを無くすためにはどうしたらいいと思う?」
また、質問力を高めるうえでとても大切なことは、普段からしっかりと信頼関係が築くことが大切です。
効果的な質問をしても、こんなやつから言われても仕方ないと思われては、元も子もありません。
言葉遣い
気づかい。
などが大切です。
部下と一体となった、目標を達成していきましょう。
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