人前に出ると足がガクガク震える。
声も震えて、あんなに考えていた内容が出てこない。
そんな経験はありませんか。
過去の私がそうでした。
人という字を手のひらで書いて、飲み込む作業も何度もしながら緊張をほぐしていましたが、克服することができませんでした。
どうしたら緊張せずに話ができるのかを本当に悩みました。
それからあらゆる本を読んで実践していき、徐々に人前で緊張せずに思っていることを話すことができるようになりました。
同じ悩みを抱えている人は参考にして頂ければ幸いです。
相対的に自分を大きくみせる
例えば新車をぶつけた場合では、修理費が何十万と想像すると気がめいります。
電柱が落ちてきて新車をぶつかったが、命が助かった場合には、新車のことより命の方が助かってよかったと思うはずです。
この場合でも、新車と自分の命と相対比較した場合、命の方が当然重くなりますので、新車が潰れたことはどうでもよくなります。
この相対比較を利用して、緊張をほぐして行きましょう。
それは、観衆より自分の方が大きく見えることができれば良いです。
観衆の方には失礼ですが、自分がウルトラマンにように巨人になって、会場の人々がこめつぶになったように想像するやり方です。
もう一つの方法は視点を遠くに置いて、ここは自分の心の中で広くて大きいと唱えます。
聴衆が、自分の心の中にいることがイメージできます。
そうすると聴衆が小さく見えて、自分が巨大化した気分になれます。
自分が大きくなったと感じた時には、すでに緊張などなくなっています。
今までの緊張はどこへ行ってしまったのかと不思議に思うはずです。
ぜひ試してみてください。
頭を混乱させる
聴衆の前で緊張してはいけないと思えば思うほど緊張します。
そこは抵抗せず、緊張すればよいと思ってください。
と唱えてみましょう。
「緊張」という言葉にいろんな言葉を付けて、頭を混乱させましょう。
「冷静に緊張とはどういう意味?」と創造的な感情が刺激され、ふわっとした感情になれます。
この方法は、いろんな場面でも使えます。
例えば、上司の態度にムカついた場合でも、親しみを込めてイライラすると言ってみましょう。
そうすると不思議にイライラがなくなっていきます。
事前準備をする
最後は、当たり前ですが事前準備をしっかりすることです。
最初に原稿を一字一句書く。
まずは自分の普段使っている話し言葉でよいので、気にせず書いていく。
失敗したらどうしようと感じる不安を、とことんまで消し込んでいく。
その後に黙読で不要な表現があれば、削除して修正していきます。
次に実際に本番と同じ大きさ、テンポで声を出して原稿を読み上げる。
そこで気づいた点を修正していくことで、不安はさらになくなります。
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