【リーダー体験記】いつもギリギリに出社してくる部下の対処法は?

リーダー体験記

いつもギリギリに出社する部下。急いでいるそぶりもまったくない。

しかも、あいさつも小声であいさつになっていない。

会社の規定時間に間に合っているので、何か問題があるのかというような態度。

電車が遅れて遅刻した時も、「当然しかたないだろー」と思われるような態度。

電車が遅れて、遅延証明書を持ってくる時も、ワルびたそぶりはなく、「一本前の電車に乗ればいいのになー」といつも思っています。

こんなことを言えば、むかしの人間だと言われるかもしれませんが、組織で働く以上は当然、規律っていうものがあると思うんです。

発言、態度は、周りの人にも影響を及ぼしますので、チーム力がさがることが自分としては怖いです。

なのでちょっとずつ面談する機会があれば、伝えています。

またこんなことがあったんです。

勤務時間は8:00からなのですが、7:50から掃除の時間になっています。

その時間に対して、「勤務時間外にそうじを強制的にさせるのでしょうか。」と言われた。

今まで言われたことはなく当然と思っていたが、言われてみれば確かにいう通りなんです。

でも、正しいけれど何か引っかかるものがあるのは、誰が言っているのかということ。

いつもの態度があるから、正しいことを言っても認めてもらえない。

人間は感情の生き物です。

正しいだけでは、動かないんです。

主張はするが、仕事のやるべきことは最低限のことしかしない。

でも頭の回転は速く、理解力はすぐれているので、一言いえばすぐに理解してくれるのはありがたいと思う場面もあります。

納得できないことは、激しく嫌うタイプであるが、逆にいうと納得させればやってくれる素直な気持ちを持った人とも理解できる。

ここでコミュニケーション問題になるのですが、業務をスムーズに進めるポイントとしては、その人の価値観、特徴を生かしてチームとして最大限に力を発揮できるように指導していく。

納得できないことを無理やりやらせようとすると摩擦が起きて、業務が進まないんです。

この価値観を共有しながら、チームとしての成果を上げる。

ここは、管理職としての腕の見せ所だと思います。

自分のチームは8人いますが、タイプは当然それぞれ違いますので、そこを見極めるために、やっていることがあります。

将来のビジョン、自分自身の性格の特徴を書いてもらって、それをもとに面談をしています。

そうするとすごく部下のことを理解できる。

こんな将来のことを考えているんだ。

まずは、そこを理解することが業務をスムーズに進めれるコツであることがわかるんです。

回りの管理職を見てみると、これをやっていない人が多いです。

なので、「最近の若いやつは理解できないよなー」となります。

挙句の果てには、上司権限を使って強制的にやらす手法を取る。

ますます、上司、部下との間に溝が深まる。

主体的の部下が行動することはなくなり、上司の言うことをやっていればいいんだとなります。

いわゆる指示待ち人間の出来上がりですね。

それは、部下のことを知ろうとしていないから。

相手のことの一場面だけみて、理解できないと思うのではなく、もっと深い根本にある思考まで理解すると
「お願いしたけど、ここの部分が納得してくれていなだろうーなと思えるうようになる。」

「なのでもっと時間をかけて説明しないといけないな。」となります。

この違いは大きいです。

まったく違うチームになりますし、仕事の成果も違ってくるでしょう。
部下の成長スピードも変わってきますので、会社全体としても、利益をもたらすような組織になります。

自分がどういうチームにしたいのかを考えれば、おのずとやることが見えてきます。

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わっち

中間管理職として10年間、部下育成に取り組んできたサラリーマンです。
悩みながらも、実践して効果があったものをご紹介させて頂きます。
一人でも多くの管理職の悩みを解決できれることを願っています。

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