上司:「この仕事を今週中にやってほしい。」
部下:「なんでやらないといけないんですか。」
「やる意味ありますか。」
すぐに口答えする部下。
仕事の背景を説明しても、やる気がないのか、すぐに反抗的な態度に出てくる部下。
とにかく人の依頼に対して、否定的な意見ばかり言う。
意見はするけれど、自分で実行しようとしない。
こんな部下、上司としては本当に困りますよね。
筆者は10年間、いろんな部下と一緒に仕事をしてきましたが、実際に存在したんです。
そんな部下がいると、自分の時間をかなり取られますので、早急に解決する必要があります。
そんな筆者が、対処法を紹介させて頂きますので、一人でも多くの方の悩みが解決できれば幸いです
ONE ON ONEを行う
なぜ口答えをするのか?
根底にある物を取り除くことが大切です。
そこで、ONE ON ONEミーティングで、とにかく部下の話を聞くことからはじめましょう。
一回の面談では、難しければ何度も回数を重ねてみる。
本当に心が通えるようになるまで粘り強く実行してみましょう。
その根本を取り除かないとこの先も続いてしまいます。
上司であるあなたに理由があるとしたら、改善する。
ここで注意ですが、理由が自分にあるとしても腹を立てない。
「上司の言うことに黙って従えばいいんだ!」などと感情的になってはいけません。
口答えをする人は、相手のことを下に見ている傾向があります。
これを言っていまうと、火に油を注ぐような物です。
あくまでも、冷静に一歩引いた立場で大人の対応をする。
まずは、粘り強く部下の話を聞くことに集中しましょう。
承認する
朝のあいさつを自分から大きな声で挨拶をしてみる。
次にあいさつプラス一言かけてみる。
いくらでもネタはありますよね。
なかなかすぐには態度が変わらないと思いますが、コップに毎日水を注ぐように承認で満タンにしてあげましょう。
部下も人間です。
「なんか最近上司の態度が変わってきたな」と思ったら、徐々に態度に変化が現れると思います。
根気よく続けていきましょう。
仕事の目的を再確認する
ずっと同じ仕事をしていると、本来の仕事の目的を忘れている場合があります。
その中で、自分の仕事への価値観を再認識してもらいます。
今の環境、これからの将来の仕事への考え方を見直してみると、自分がしている発言や行動が合っているのか
疑問に思うでしょう。
本人に考えさせることが重要です。
仕事はチームで行うものです。
一人だけで行うのではないですよね。
自分の言動が回りへの影響があることに気づかせてあげる。
必ず変わることを信じて、粘り強く話をしていきましょう。
困りごとを聞いてみる
何か困っていることはないか等を聞いてみる。
何もなければしつこく聞く必要はないですが、「仕事で困っていることがあれば手伝うよ」と声をかけることが大切です。
その声掛けの回数を重ねてみる。
先程の承認のところでも同じですが、相手の承認コップを一杯にすることが大切です。
1回ではなく何度も声を掛けてみましょう。
そうするとある時から、態度が一気に変わる瞬間があります。
人によっては、遅い人、早い人がありますが、必ず変わります。
あきらめずに、続けてみましょう。
部署移動
部署移動は、最終手段です。
人には適材適所がありますので、どうしても今の環境に合わなければ、環境を変えるしかありません。
部署移動して、飛躍的に活躍できるようになった人もいます。
また口答えが上司だけではなく社外に及ぶと、会社の品位までが問われることになってしまいます。
そうなると悠長にしてられません。
今の仕事の担当から外れてもらう、他部署の移動等の処置も考慮に入れましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
とにかくポイントは、部下との接触回数を増やすことです。
うまくいっていない上司は、部下との面談等の回数も少ない傾向があります。
また最後は、部下に育ってほしいと本心から願うことです。
相手を嫌い、苦手だと思う気持ちは必ず部下に伝わります。
逆に育ってほしいという愛情あれば、必ず伝わります。
人は、きっかけがあれば必ず変わります。
そのきっかけを与えるのは、上司の役割です。
あきらめずに、トライしてみましょう。
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