上司にとってチームで成果を上げることは、必須条件となります。
でもどのようにチーム力を上げていけばよいのかが、わからない方もいると思います。
私も部下をもつようになった最初は失敗ばかりで、チームで仕事をしている感覚が全くありませんでした。
部下からの信頼もなかったと思います。
そこから10年間少しずつ改善をしていき、それなりに成果がだせるようになりました。
本記事では、チームとしていかに成果を上げていくかをご紹介させて頂きます。
一つでも仕事に取り入れて頂き、チーム全体で成果を出していただければ幸いです。
【チームの目標を設定する】
まず、目標がないチームはダメです。
会社の経営方針をもとに、チーム目標をブレイクダウンして落とし込みましょう。
さらに、チーム目標から個人目標までブレイクダウンして、各メンバーに目標値を設定する。
個人目標は、面談などで部下に十分に説明をして、納得した上で設定をしましょう。
また設定した目標は、自分の言葉でメンバーに語り掛けましょう。
そうすればメンバーにあたなの気持ちが伝わり、目標を達成する意欲もわいてきます。
また目標が達成できればオモイッキリほめて、自己肯定感を満タンにしてあげる。
次の目標のモチベーションにもつながりますし、部下の成長にもつながります。
自分ごとのようにチームで褒め合う習慣ができれば、チーム力が自然と上がっていきます。
【育て合う環境を作る】
新人を育てても自分の成果にならないし、自分の仕事をする時間がなくなる。
そう思られないようにするためには、どうすればよいでしょうか。
仕事を覚えてもらうと、自分たちの仕事がどんなに楽になるのかも、体験しておくことが重要です。
そうすれば、積極的に指導するチームができあがります。
自分のスキルを教えない、教えると自分の価値が下がると思われないように、チーム全体で育て合う雰囲気を作る。
まずは新人には必ず指導者を付けて、教育計画を作成しましょう。
仕事の計画も指導者の教育時間を確保して、教育担当者の仕事は他の人にしてもらうなどの配慮が必要です。
良い雰囲気の中で育った新人は、次に自分が教育担当者になると良い先輩として新人に教えることができます。
教えることに対して、ポジティブループが出来上がり、結果としてチーム力があがります。
【お互いが褒め合う習慣を作る】
チームメンバー同士がけなし合う環境ではなく、お互いが褒め合える環境作りにをすることが大切です。
けなしあう環境では、自分が認められていないと感じてしまいチームメンバーに対して不信感が生まれます。
チームの雰囲気も悪く、チームとしての成果も上がりにくくなります。
メンバーが少しでも進歩した時は、全員で褒めたたえるようなチームを作りましょう。
そうすることで、自分はチーム内で認められていると自己肯定感が生まれ、積極的に仕事に取り掛かれるようになります。
また信頼関係ができて、チーム内で助け合う精神が生まれます。
上司であるあなたは、仕事がうまくいった時には、みんなの前でほめてあげましょう。
【仕事をしやすい環境をつくる】
上司であるあなたは、部下のサポートをするために、他部署、顧客とのコミニケションを密にとる。
部下の仕事が円滑に進めれるように、常にアンテナを張って、情報をとるようにしましょう。
また部下の進捗を日々管理していき、小さい問題でもすぐに報告してもらう。
大きな問題に発展しないように、朝会などを使って報告してもらう。
とにかく、部下が仕事がしやすい環境をつくることに意識を向けましょう。
【業務の見える化をする】
チームの雰囲気が悪いチームは、誰が何をやっているのかがわからない場合が多いです。
それぞれのメンバーが何をやっているのかが、お互いにわかるようにしておきましょう。
各メンバーの進捗表などを作成して、誰でも見れるようにしておくなどの工夫が必要です。
メンバーの仕事の進捗や問題点を、朝会などで話し合う場を作るなどしておきましょう。
個人プレイではなく、チームプレイで成果を出すことに意識を向けれるような仕組みを作れば、チーム力は上がっていきます。
【まとめ】
数字だけで成果を評価しがちですが、チーム全体の雰囲気が変われば、おのずと成果もあげられます。
そのためには、まず上司であるあなたが、一番熱心に仕事を取り組んでいかなければいけません。
その熱い思いがあれば、必ずチームメンバーにも伝わり、成果が上がるチームへと変わります。
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